静けさと紅葉が彩る秋の高雄!
神護寺
色づく山道を登った先で、静かな秋の景色に出会う!
静けさと紅葉が彩る秋の高雄!
神護寺
色づく山道を登った先で、静かな秋の景色に出会う!
「紅葉シーズン、混雑する京都市内はちょっと…」そんな方におすすめなのが、早めに色づく京都の山あい・高雄エリア。
市内中心部より少し早く、11月中旬には紅葉が見頃を迎えます。
その代表格ともいえるのが、高雄山・神護寺(じんごじ)。
今回は、空海ゆかりの古刹で楽しむ紅葉の魅力をご紹介します。
○400段の石段から始まる、紅葉の旅
京都駅前からバスで40〜50分ほど。
「神護寺」で下車し、清滝川にかかる高雄橋を渡ると、参道の石段が始まります。
この階段、なんと約400段!
緩やかな傾斜ではありますが、なかなかに骨が折れる道のり。
ぜひ歩きやすい靴と服装でお出かけください。
けれどその先に待つのは、歴史に包まれた静謐な境内と、赤や黄に染まる錦雲渓(きんうんけい)。
疲れも吹き飛ぶような美しさが広がっています!
○空海の面影をたどる境内
神護寺は、奈良時代の官人・和気清麻呂(わけのきよまろ)によって建立された神願寺を前身とし、のちに弘法大師・空海が真言宗の拠点とした寺院です。
境内には、和気清麻呂を祀る「和気公霊廟」や、重厚な本堂(薬師堂)、明王堂、鐘楼などが点在。
国宝の「薬師如来立像」や、現存最古の「高雄曼荼羅」、空海の筆とされる「灌頂歴名(かんじょうれきみょう)」など、文化財も多数所蔵されています!
秋には、これらの建物と紅葉のコントラストが見事で、まさに“山寺の秋”を五感で感じられるひとときに。
○厄除けを願う「かわらけ投げ」
神護寺を訪れたなら、忘れてはならないのが「かわらけ投げ」!
小さな素焼きの皿を、紅葉に染まる錦雲渓に向かって投げるこの風習には、厄除けや願掛けの意味が込められています。
願いごとを思い浮かべながら思いっきり……!
自分の中にあるモヤモヤも一緒に飛ばして、澄んだ秋空の下で新たな気持ちになれるかもしれません。
いかがでしょう?
市内中心部の喧騒から離れ、ひと足早く紅葉に包まれる高雄・神護寺。
ゆっくりと歩きながら、自然と歴史に触れる時間は、どこか心を整えてくれるような穏やかさがあります。
琴子さんも石段を頑張って上り切った神護寺で秋を堪能できたようです。
そのときの様子はぜひ「夢と知りせば 3-17 願いあらたな『神護寺』」で見てみてください!
今年の秋は、錦雲渓に染まる紅葉の中で、特別な一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
こんこん!
| 名称 | 神護寺 |
| 山号 | 高雄山 |
| 宗派 | 高野山真言宗 |
| 本尊 | 薬師如来(国宝) |
| 創建年 | 天長元年(824年) |
| 住所 | 京都市右京区梅ケ畑高雄町5 |
| アクセス | JR京都駅、地下鉄烏丸線京都駅からJRバス「高雄・京北線」で約50分、「高雄」下車、徒歩約20分 阪急京都線烏丸駅、地下鉄烏丸線四条駅から市バス8系統で約45分、「高雄」下車、徒歩約20分 |
| TEL | 075-861-1769 |
| 拝観時間 | 9:00~16:00 年中無休 |
| 拝観料 | 大人600円(中学生以上) 小人300円 |
| URL | http://www.jingoji.or.jp/ |