芸術と出会う!

堂本印象美術館

京都・きぬかけの路でひたる、日本画の魅力と静かな時間!

芸術と出会う!

堂本印象美術館

京都・きぬかけの路でひたる、日本画の魅力と静かな時間!

暑くても、雨の日でも、ひとりでも、ちょっと特別な時間がほしい。
そんなときにぴったりなのが、気軽に立ち寄れる美術館!
 
京都には多くの美術館や博物館がありますが、立命館大学衣笠キャンパスのすぐ近くにある、色鮮やかな外観が目を引くこの建物に入ったことはありますでしょうか?
 
今回ご紹介するのは、ある一人の画家が自らの理想を形にした空間。
堂本印象美術館」です!

○堂本印象

堂本印象(どうもと いんしょう)は、大正から昭和にかけて活躍した京都出身の日本画家。
西陣織の図案師としての経験を経て、日本画の道へ進みます。
 

初出品の「深草」が帝展に入選、第3回展では「調鞠図」で特選を受賞

第6回展では「華厳」で帝国美術院賞も受賞するなど、まさにその名を画壇に轟かせた存在でした。

○印象が建てた美の世界

この美術館は、印象自身の手によって1966年に開館。
外観のデザインには、彼が1952年にヨーロッパで見学した宮殿や美術館がヒントになっています。
 
日本画でありながらも西洋的な空間性を併せ持つ、独特の“美”がそこに!

美術館の中では、印象が手がけた障壁画の魅力も体感できます。

奈良の大神神社、大阪の四天王寺、京都の東寺や仁和寺、東福寺など、全国の寺社に彼の作品が残されているのです!

○特別展

私が訪れた日は、動物画・花鳥画で知られる山口華陽の特別展が開催中でした。
館内は撮影禁止ですが、だからこそ、絵と真正面から向き合う静かなひとときが生まれます。

また、美術館の展示は定期的に入れ替わるので、一度だけでなく、何度訪れても新しい発見があります!

庭園では「野外工芸美術作家展」も行われていました。
緑に囲まれた中には、堂本印象がデザインした椅子がぽつん、ぽつんと点在していて、そこに座ると、まるで作品の一部になったかのような感覚に!
 
自然と芸術が寄り添う空間で、ゆっくりと過ごす時間はとても贅沢です。

いかがでしょう?
日常を少し離れて、日本画の伝統と芸術への情熱が息づく堂本印象美術館の独特な空間で、自分の中の“静けさ”に耳を傾けてみるのも楽しいと思いませんか?
 
琴子さんもめずらしく美術館を訪れたようですね!
そのときの様子は「夢と知りせば 3-7 交響『堂本印象美術館』」で見ることができます。
 
 
こんこん!

名称 京都府立堂本印象美術館
住所 京都市北区平野上柳町26-3
アクセス 京都市バス、JRバス「立命館大学前」下車すぐ
京都市バス、JRバス「わら天神前」下車徒歩10分
TEL 075-463-0007
営業時間 月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日に休館) 及び 年末年始(12月28日~1月4日)
※その他、展示替えなどで臨時休館することがあります。
URL https://insho-domoto.com

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