厄除けのご利益を!
今宮神社のあぶり餅
名物の門前菓子をいただくのも参拝の楽しみのひとつ!
厄除けのご利益を!
今宮神社のあぶり餅
名物の門前菓子をいただくのも参拝の楽しみのひとつ!
神社仏閣と深い縁があり、多くの参拝客がお参りの楽しみにしている門前菓子。
琴子さんも今宮神社での参拝のあとにあぶり餅を食べていましたよね!
今回は今宮神社と名物のあぶり餅をご紹介しましょう!
○今宮神社
今宮神社は京都市北区にある神社。
今宮神社といえば4月の第2日曜日に行われる「やすらい祭(安良居祭)」が有名!
「やすらい花」として国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の三大奇祭のひとつとしても人気です。
こちらは「花鎮めの祭」とも呼ばれ、桜の散る時期に流行るとされる疫病を鎮めるため、疫病の根源を桜や椿で飾った花傘に集め、疫社に封じ込めるお祭り。
この傘の中に入ると一年間の厄を逃れることができると伝わり、現在でも参拝者は傘の下に入って無病息災を願います。
赤い衣装をまとい、赤毛や黒毛の赤熊をつけた子鬼や大鬼たちが、鉦や太鼓を打ち鳴らし、ざんばら髪を振り乱して踊りつつ街々を練り歩く姿は圧巻だそう!
ぜひとも見てみたいですね!
〇別名「玉の輿神社」
今宮神社が「玉の輿神社」とも呼ばれるのは、今宮神社の再興にも力を尽くした桂昌院に理由が。
徳川将軍五代将軍綱吉公の生母桂昌院は、西陣の八百屋に生まれ、その名は「お玉さん」と伝えられます。
三代将軍家光の側室にあがり、従一位という女性として最高位にまで昇り詰めた事から「玉の輿」の語義の起こりともされています。
今宮神社でお祈りすれば、玉の輿に乗れるかも!?
琴子さんはアラブの石油王と結婚したいそうですが……皆さんはどうですか?
〇阿保賢さん
今宮神社には他にも面白い物がたくさんです!
その一つがこちらの「阿呆賢(あほかし)さん」。
「神占石(かみうらいし)」「重軽石」ともいわれる霊石で、軽く手で撫で体の悪いところをこすれば健康になり、掌で撫でたうえで石を持ち上げ、その際に軽く感じられれば、願いが叶うとされています。
「おもかる石」なら伏見稲荷大社にもありますよ!
作法は少し違いますが、軽く感じたら願いが叶うとされるところは一緒ですね!
〇なまずの台石
なまずがいるのは宗像(むなかた)社。
素盞鳴尊(すさのをのみこと)の十握剣(とつかのつるぎ)から生まれた宗像三女神を祀っています。
宗像三女神は多紀理姫命(たきりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
間崎教授も説明していた通り、弁財天と同一視され、『弁天さん』とも呼ばれています。
なまずは古くから弁財天の使者とされていて、弁天なまずという種類もあります。
〇あぶり餅
今宮神社についてご紹介してきましたが、ここからはおまちかねのあぶり餅についてお話ししましょう!
祭事で用いられた竹や供え餅を、参拝する人々に厄除けとして提供したのが始まりとされるあぶり餅です。
きな粉をまぶして親指大にちぎった餅を竹串に刺し、炭火でこんがりあぶって、白味噌のタレを絡めます。
絶妙な甘さと香ばしさが口に広がり、何本でも食べられるような気がします!
琴子さんではないけれど、私もすぐに食べ終わってしまいました……
今宮神社の参道に「一和」と「かざりや」の2軒の店が向い合せにあります。
今回はかざりやを訪れましたが、どちらもおいしいので、ぜひ両方のお店で味わっていただきたいものですね!
店名 | あぶり餅 一和 (一文字屋和輔) |
住所 | 京都市北区紫野今宮町96(南側) |
アクセス | 阪急電車烏丸駅より京都市バス46系統「今宮神社前」下車、徒歩2分 |
TEL | 075-492-6852 |
営業時間 | 10:00-17:00 |
定休日 | 水曜日(1日、15日、祝日が水曜の場合は営業、翌日休業) |
店名 | あぶり餅 本家 根元 かざりや |
住所 | 京都市北区紫野今宮町69(北側) |
アクセス | 阪急電車烏丸駅より京都市バス46系統「今宮神社前」下車、徒歩2分 |
TEL | 075-491-9402 |
営業時間 | 10:00-17:00 |
定休日 | 水曜日(1日、15日、祝日が水曜の場合は営業、翌日休業) |
今回は今宮神社と名物のあぶり餅をご紹介しました。
神社仏閣と深いかかわりを持ち、ご利益があるとされ、参拝の思い出にもなる門前菓子。
京都では有名な門前菓子がいくつもありますが、その中でも今宮神社のあぶり餅は代表的なもののひとつです。
京都の食べ物は京都検定でもよく取り上げられるので覚えておきましょう!
寒い日と暖かい日が繰り返される春に体調を崩さないよう、今宮神社へ無病息災の祈願に出かけてみてはいかがでしょう?
こんこん!