リフレクションが織りなす美しさ!
嵐山 祐斎亭
嵐山の四季折々の風景、歴史、そしてアートの融合した空間を堪能しよう!
リフレクションが織りなす美しさ!
嵐山 祐斎亭
嵐山の四季折々の風景、歴史、そしてアートの融合した空間を堪能しよう!
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京都の大人気観光地である嵐山。
「夢と知りせば」第一章でも、琴子さんと間崎教授が訪れていましたね!
残念ながら花灯路は終了してしまいましたが、嵐山にはそれ以外にも魅力がたくさん!
天龍寺や竹林、渡月橋など人気のスポットは数多くありますが、その中でも近年人気を集めている「祐斎亭」をご存じでしょうか?
私もインターネットで見つけて行きたいな~と思っていたところ。
先日、ようやく念願が叶い訪れることができたので、その時の様子をご紹介します!
○祐斎亭とは
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祐斎亭は、約800年前に造営された後嵯峨・亀山上皇の離宮、亀山殿跡に立地する築150年明治期の建造物です。
元々は料理旅館「千鳥」という、京都の舞妓、芸妓あこがれの地だったそう。
ノーベル文学賞受賞された文豪、川端康成が逗留し「山の音」を執筆した場所としても知られています。
そんな風情のある建物を染色作家である奥田祐斎氏が染色アートギャラリーにリノベーションしたのです。
○予約は必要?
祐斎亭の見学は、事前予約をすることもできます。
あくまで「予約優先制」なので、予約なしで行くことも可能ですが、混雑する時期は予約をしてから行った方がよさそう。
私が行ったのは10月、予約をしてから行きましたが、予約なしで来ている人もいたみたい。
入場料はひとり2,000円と少しお高め。
ちなみに小学生以下は入館できませんので、家族で行く予定の方はご注意ください。
+1,000円でお抹茶セットをいただくこともできます。
カード払いもできるか尋ねたら、「可能だが少し時間がかかる」ということなので、現金払いと考えた方がいいでしょう。
○川端康成が愛した部屋
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最初に出会うのは、川端康成が逗留し、「山の音」を執筆した部屋でのこちらの景色。
2008年には義理のご子息である川端香男里氏も父・康成を偲んでこの部屋に宿泊したそう。
この日はあいにくのお天気でしたが、それを感じさせない美しさ!
窓から見える緑が机に映っています。
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こちらの部屋から見ることができるのは、「京都嵐山雲海テラス」。
2023年9月18日からお披露目されたそうなので、タイミングよく見ることができました。
庭には定期的に霧のミストが広がり、神秘的な風景が演出されています。
染め物が風に揺られ、とても美しいです。
○緑がのぞく丸窓
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SNSでこの写真を見た! という人も多いのではないでしょうか?
丸窓を染め、机に映り込む四季折々の景色は唯一無二。
木々の間に嵐山や翡翠色に輝く桂川(大堰川)も望めます。
丸窓が連結しているのはとてもめずらしいということで、撮影スポットとしても⼈気が⾼いそう。
○水鏡
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外に出た先には水鏡があります。
嵐山の四季折々の自然が水に映り込み、まるで絵画のよう。
季節の風を感じながら、筆遊びでオリジナルの水模様を作ることができます。
風で揺らめく波紋がとても美しいです。
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こちらはお寺などでよく見る水琴窟。
近くにある柄杓で水をそそぐと、自分だけの音を奏でることができます。
○染色アートギャラリー
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世界に類を見ない独自の表現を生み出し、国内のみならずヨーロッパ、アジア諸国で高い評価を受ける祐斎の作品。
光によって染色が変化する独自の染色技法「夢こうろ染(ゆめこうろぞめ)」は、まさに優美で独特な世界を奏でています。
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光にあたると青色から桃色へ。
お土産コーナーではスカーフや染色作品を購入することもできます。
公式オンラインショップもありますので、インターネットでも注文できますよ。
○染色体験
祐斎亭では染色体験をおこなうこともできるそう。
光にあたると変わる夢こうろ染やジーンズ染色体験、「夢こうろ染」オーダーメイドなどができますので、気になった方はHPをチェックしてくださいね。
名称 | 嵐山 祐斎亭 |
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨亀ノ尾町6 |
アクセス | 京福嵐山駅より徒歩10分 JR嵯峨嵐山駅より徒歩20分 阪急嵐山駅より徒歩20分 |
TEL | 075-881-2331 |
営業時間 | 季節によって変更あり |
定休日 | 季節によって変更あり |
URL | https://yusai.kyoto |
今回は嵐山にある祐斎亭をご紹介しました!
紅葉の季節には混雑すること間違いなしなので、予約をしてから行くことをおすすめします。
「夢と知りせば」嵐山編もチェックしてくださいね!
「夢と知りせば 1-22 逢はで果つべき『祇王寺』」
「夢と知りせば 1-23 冬ぞ寂しき『常寂光寺』」
「夢と知りせば 1-24 望月の駒『渡月橋』」
こんこん!
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