源氏物語執筆の地!

廬山寺

紫式部ゆかりの地で歴史と文学に包まれよう!

源氏物語執筆の地!

廬山寺

紫式部ゆかりの地で歴史と文学に包まれよう!

皆さんは2024年の大河ドラマ「光る君へ」はご覧になりましたか?
その影響で紫式部や源氏物語に注目が集まっています。
 
宇治の源氏物語ミュージアムや大原野神社など、京都には紫式部にゆかりのある場所がたくさんあるのです!
 
今回は京都市内でアクセスの良い、廬山寺をご紹介しましょう!

○廬山寺

廬山寺があるのは、京都御所の東側。
鴨川がすぐ近くを流れています。
 
廬山寺は紫式部の邸宅跡で、源氏物語執筆の地。
そして、桔梗の名所としても人気のある場所です!
 
入口には、「源氏物語執筆地 紫式部邸宅址」という文字が。
 
本堂の前には、大弐三位と紫式部の歌碑があります。

『大弐三位 有馬山ゐなのささはら風ふけばいでそよ人を忘れやはする』
 
『紫式部 めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲がくれにし夜半の月影』
 
大弐三位は紫式部の娘で、後冷泉朝の宮廷文化の昂揚に大きく貢献した人物です。
親子そろって素晴らしい才能の持ち主だったのですね!
 
本堂の入口には、黄金に輝く紫式部の像があります。
紫式部は漢文の知識もあったが、周囲にはそれを見せずにいたほどシャイな性格だった、と説明書きが。

○源氏庭

本堂に入ると広がるのは源氏庭!
 
白砂と苔が広がり、桔梗の花が咲いています。
紫式部の名にふさわしく、紫の花が源氏庭を鮮やかに彩ります。
 
桔梗の見頃は6月上旬から9月上旬。
訪れたときはすでに花の盛りは過ぎているようでしたが、それでも十分美しく咲き誇っていました。
 
秋には美しい紅葉も見ることができるそうですよ!

室内には、源氏物語絵巻や紫式部日記絵詞など、源氏物語に関する展示があり、より一層知識を深めることができます。
 
「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などは、ほとんどこの地で執筆されたもの。
そのため、世界文学史上屈指の史跡、世界文学発祥の地ともいわれているのだそうです。
 
 
琴子さんも文学の課題の関係で廬山寺を訪れていましたね!
そのときの様子は「夢と知りせば 3-13 めぐりあひて『廬山寺』」で見てみてください。
あの男とばかりでなく、お友達と歴史を感じに出かけるのも良いと思いますよ!
 
 
今の時期の行事としては節分会を訪れてみたいですね。
鬼法楽(鬼踊り)や豆撒きが行われるそうです!
しかし、節分会の頃は源氏庭の拝観ができなくなってしまいます。
きちんと調べてから参拝しましょう!
 
こんこん!

名称 廬山寺
宗派 天台圓淨宗
建立 天慶年中(938年~947年)
本尊 阿弥陀如来及両脇侍坐像
住所 京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397
公式HP https://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/index.html
アクセス 京都市営バス「府立医大病院前」下車徒歩約5分

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