河合神社

こんの観光情報 No.6

御朱印だけ集めてない?
御朱印の正しいもらい方

2018.2.18

最近「御朱印」集めがひそかなブームになっているみたいですね!
神社やお寺によって個性があり、また最近では御朱印帳もかわいいデザインのものが増えています。
 
ですが、その一方で問題となっているのが、参拝をせずに御朱印だけをもらって帰る人が増えていること。これには神社やお寺の方も頭を悩ませているようです。
 
そもそも、御朱印とは何なのでしょう?
今回は、そんな疑問を持つ人のために、私が御朱印についてご説明します!
 

御朱印とは

 
御朱印とは、主に神社や寺院において、参拝者向けに押印される印章、およびその陰影のこと。
 
「記念スタンプ」とは違い、寺社の職員や僧侶、神職、氏子などが押印します。
単に印を押すだけでなく、その下に墨書で寺社名や参拝日などが書かれることが多く、その墨書も含めて「朱印」と呼ばれます。

起源には諸説ありますが、元々は寺社に写経を納めた際の受付印であったとする説が有力なのだそう。

 
朱印は印・墨書に寺社名や神仏名、寺院の朱印の場合は仏そのものを表しているとされる梵字が入っていることも多いことから、寺社で授与されるお札などと同等とされ、粗末に扱うべきではないとされています。
 
実際、朱印帳を普段は神棚や仏壇に上げているという人も少なくないそうです。これと同様の理由で、正式な朱印帳を持参しない場合、スタンプ帳やメモ用紙、ガイドブックの余白などには朱印を拒絶している寺社もあります。
 
「御朱印を集めているけど、御朱印帳を家に忘れちゃった……!」
 
たとえば、こんな風に御朱印帳を持っていない場合は、寺社が用意している一枚物の紙に押印してもらえることもあります。
 
また、その寺社オリジナルの御朱印帳を販売していることも多いです。
たとえば7話の舞台である興聖寺では、琴坂の色鮮やかな御朱印帳がありますよ!
興聖寺で御朱印帳を買うと、その後の拝観料が永久に無料!
この機会にぜひ購入を検討してみてもいいかも?

 

御朱印は、参拝の証

こうして見てみると、御朱印は単なる「集めるもの」ではなく、重大な意味を持つものだということが分かりますね。
 
私の個人的な見解としては、やっぱりわざわざ足を伸ばしているのですから、御朱印だけもらって満足するのではなく、きちんと参拝をしてその場所のよさを理解するべきだと思います。
 
そもそも、神社や寺院は単なる「御朱印をもらえるところ」ではありません。それぞれにそれぞれの歴史があり、祀られている神様や仏様がいるのです。それらを知らずして御朱印だけもらう行為は、大変失礼にあたります。
 
ただ御朱印だけ集めても、あとで振り返った時に、一体何が心に残るのでしょうか。
 
御朱印を集めるのはとてもよいことですが、それが目的にならぬよう、気をつけて楽しみましょうね!
 
こんこん!