こんの観光情報 No.9
【物語を巡る旅】京都の穴場紅葉コース その1
今年の紅葉、みなさんはどこへ行きますか?
京都は紅葉の名所がたくさんあるから、どこに行くか迷ってしまいますよね。
せっかくだから比較的人が少ない穴場に行って、ゆっくりと紅葉を鑑賞したいもの。
今回は琴子さんと間崎教授が1回生で実際に巡った紅葉コースをおさらいしていきます!
1 光明院
琴子さんと教授が最初にやってきたのが東福寺の塔頭・光明院。
ふたりは京阪電車東福寺駅を降りて向かいましたが、京阪鳥羽街道駅からだと徒歩5分で着くことができます。
光明院は「苔の虹寺」とも称されるように、「波心の庭」と呼ばれる庭園がすばらしい場所。
紅葉とのコラボレーションはまさに圧巻です。
2 竹情荘
続いてふたりがやってきたのは、光明院から徒歩1分の場所にある竹情荘。
日本画家である平井楳仙さんのお孫さんが営んでいる、情緒あふれる喫茶店です。
美しいお庭を眺めながらおいしい甘味をいただけるなんて、とっても贅沢ですよね!
運が良ければキジバトが見られるそうですよ。
3 雲龍院
竹情荘から約15分ほど歩いた場所にあるのが、泉涌寺の別院・雲龍院。
「蓮華の間」と呼ばれる部屋の障子窓からは、それぞれ椿・灯籠・楓・松が見え、ここにしかない特別な写真を撮ることができます。
サスペンスの女王・山村美紗さんのお墓や、忠臣蔵で有名な大石内蔵助の額もあるという、見どころてんこ盛りの雲龍院。
物語中には登場しませんでしたが、椅子に座って石の上に足を乗せ、密教で行われている 「阿字観瞑想」ができたり、
ぜひ実際に足を運んで、その魅力を堪能してください!
4 知恩院
琴子さんと教授が最後に訪れたのはライトアップした知恩院!
上の3ヶ所とは少しエリアが離れますが、雲龍院からは約30分ほどで行くことができますよ。
(バス停泉涌寺道から祇園下車、もしくは京阪東福寺駅から祇園四条駅下車)
ライトアップされた大きな三門は迫力満点!
ちなみに間崎教授も説明していましたが、
「山門」ではなく「三門」と書くのは、
「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味しているからなんです。
そして知恩院の中にある友禅苑がこちら。
友禅苑は、友禅染の始祖である宮崎友禅の生誕300年を記念して、昭和29年に改修造園された場所。
水面に映った紅葉が見事ですよね!
昼間見る紅葉とはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
番外編
・東福寺
物語中では行きませんでしたが、京都の紅葉といえばここ!と言っても過言ではないのが東福寺。
秋になると境内が真っ赤に燃え上がり、まさに「紅葉の海」!
臥雲橋・通天橋からの眺めはため息が出るほど美しく、国内外からたくさんの人々が訪れています。
ただし、その混雑から撮影が禁止されている期間もありますので要注意。
きちんとマナーを守って景色を楽しみましょう。
・泉涌寺
雲龍院に向かう途中にあるのが泉涌寺。
真言宗泉涌寺派の総本山であるここは、皇室の菩提寺を務めてきたことから「御寺(みてら)」とも呼ばれています。
御座所庭園の紅葉はとても美しく、赤・朱色・黄色の見事なコントラストが楽しめます。
また、泉涌寺の大門を通った左手奥には、美人になれるパワースポットとしても有名な「楊貴妃観音堂」が!
楊貴妃といえば「傾国の美女」とも言われたほどの美しさを持つ女性。
ぜひとも立ち寄ってその美しさにあやかりたいものです!
京都の秋は見どころがたくさん!
琴子さんと教授の軌跡をたどって、紅葉の旅を楽しんでくださいね!
こんこん!